これからの交通について

アメリカに住んでいると、嫌でも交通のありかたについて考えさせられます。

アメリカは言うまでもなくトップクラスの先進国ですが、殊、環境への配慮となるとなんだかなぁ。と思うことがたくさんあります。特に鉄道に関しては少しでいいから日本を見習ってくれよ。と思います。路面電車が時間通りこなかったりするのはいいとして、電化されてなかったり高架化されてないから踏切渋滞があったりとあまり便利とは言えませんね。

アメリカのことは置いておいて、一般的に、人一人(若しくは荷物1キロあたり)あたりキロ当たりの燃料消費量は、車>飛行機>電車>船とされています。飛行機も船も大型のものを前提としてるとは思います。1,2人乗りセスナとかは車より燃費悪そう。人口増加も手伝ってこれからエネルギーが不足することを考えると、車と飛行機の使用は出来る限り減らしていくことが大切かと思います。

車に関しては、今の主流の考え方は車での移動を減らすというよりも車の燃費を向上させて同じ距離走った時の消費燃料を減らそうというものだと思います。ハイブリッドや、スモールターボエンジンなんかですね。更にいうと、車というのは殆どの場合4・5人乗りにもかかわらず、実際は1・2人しか乗らないで走っている時間が大半だそうで、じゃあ1・2人乗りの車にしちゃえばいいじゃん。と言う考えでこんなのも開発されています。長い目で言えばとても良い選択肢ですが航続距離だったり法整備だったりと今のところ問題点も多く、普及はしていないと思います。



飛行機に関して言うと、まず、飛行機も低燃費化の時代は確実に来ています。B787なんかはその最たるもので、カーボンを使用したボディによって、燃費は大幅に向上しています。また副次的な効果としてこれまで利用客が少ないために大型機が飛ばせなくて直行便がなかった空港間でB787を投入することにより直行便の運用が可能になる(乗継便に寄る無駄なフライトの抑制)というメリットが有ります。
別な選択肢としては鉄道への代替です。今でも日本国内では新幹線と飛行機が競合する形になっていますが、燃費だけを考えれば基本的には飛行機よりも新幹線で行くほうがエコです。
ただ、同じ国内の移動でも国際線への乗り継ぎがある場合など料金や利便性の点で最寄りの空港から国内線で行ったほうが良い場合もたくさんあるので、完全に鉄道に取って代わられる日は少なくとも近い将来には無いでしょう。鉄道側が飛行機に歩み寄る必要性もあるかと思います。


これらの方向と全く別のアプローチで交通に関するエネルギー消費を減らす方法があります。ネット会議やテレワークに代表されるIT技術です。そもそも移動しなくていいような環境を作ってしまえばいいという考え方です。
これにも副次的な効果があって、移動による時間の無駄を防げる。家で子守をしながら仕事ができるので女性の社会進出を促進できる。天候やその他の災害に左右されずに仕事を続けられる。と言ったメリットが有ります。逆にネットワークが普通になった際の問題やセキュリティ上の懸念はあります。



更に先の話として、テレプレゼンスロボットという技術があります。
これは会議や学会などに行かずとも、その場においてあるテレプレゼンス用のロボットにログインし操作することであたかもその場にいるかのように会話に参加したり話を聞いたりすることが出来るという技術です。特にアメリカでは国内の移動でも平気で6時間を超えるような移動が頻繁に発生してしまうというお国柄、急速に進んでいる分野です。


いずれも、それ一つで交通事情に一発で革命を起こせるほどの威力はありませんが。と言うか、それぞれに問題点もあって、要求に応じて使い分ける必要がありますが、これからの世界を形作っていく上で重要な部分を担っていると考えられます。

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